院長の吉見英広(歯学博士)は、1996年に町田市つくし野で開院し、顎関節症と噛み合わせの治療を中心に診療しています。臨床と並行して、噛み合わせと自律神経の関係を研究しています。

1. 経歴

年できごと
1961東京都生まれ
1986日本大学松戸歯学部 卒業
1996町田市つくし野に吉見歯科医院を開院
2000ウィーン大学 ルドルフ・スラビチェック教授から義歯設計の考え方を直接学ぶ
2003–2009神奈川歯科大学大学院(成長発達歯科学講座)で、佐藤貞雄教授・スラビチェック教授のもと「咬合と脳機能とストレス」を研究
2008–2015神奈川歯科大学 成長発達歯科学講座 講師
2009歯学博士(Ph.D.)取得。学位論文「Development of Sleep Bruxism Analyzing System using EMG and Accelerometer」(Head & Face Medicine 2009, 5:7)
2009河村賞 受賞(神奈川歯学 Vol.36 No.2 掲載論文)
2012–ウィーン大学サマースクールで講師
2015–2016神奈川歯科大学(顎関節・咬合の補綴を扱う講座)に所属
2016–明治大学 理工学部 電気電子生命学科 小野弓絵教授の研究室と共同研究

主宰: 水滸会 臨床実習コース
所属学会: 日本自律神経学会、Society for Neuroscience(北米神経科学学会)、神奈川歯科大学学会、ICOM JAPAN

2. 診療で大切にしていること

測ってから設計する

骨格、顎関節の動き、夜間の噛み合わせを記録し、その数値をもとに噛み合わせを設計します。院長は、経験や勘ではなく、測ったデータで治療を組み立てることを原則にしています。

情報はすべて開示する

検査のデータや治療の内容は、患者さんと付き添いの方にすべてお見せします。診療中の写真や動画の撮影もできます。

長い時間で確かめる

院長は、治療の考え方が正しいかどうかは4〜5年では判断できず、10年、20年の経過で確かめるものだと考えています。治療が終わったあとも、夜間の噛み合わせの確認を続けます。

3. 装置は院長が自ら作る

顎関節症の治療で使う装置、仮歯、かぶせ物、義歯は、院長が設計と造形を行い、診療室の隣にある院内の技工室で仕上げます。検査で得た情報は「口頭や1枚の紙面で他者に伝達するのは不可能」だから、というのが院長の説明です。

工程やること
1. 分析X線セファロで骨格、Cadiax(キャディアックス)で顎関節の動き、ギルバッハ レファレンスSL咬合器で噛み合わせを分析
2. 造形足りない情報をワックスで形にする。技工作業は顕微鏡の下で行う
3. 鋳造ワックスの形を金属に置き換える
4. 装着口の中に装着し、顎の動きを記録し直して確かめる

修理も院内で行います。外注すると2週間ほどかかる金属部分の接合も、院内のレーザー溶接器で短時間に終わります。

4. 研究

2002年から、噛み合わせと自律神経の関係を研究しています。現在は明治大学の小野弓絵教授の研究室で、瞳孔反射と心拍変動から自律神経の反応を解析しています。

年発表先内容
2012国際先進学際歯科学会(iAAID)ウィーン大会(オーストリア・ウィーン)補綴・矯正による顎の障害への取り組み
2013国際先進学際歯科学会アジア部会(iaaid-Asia)第5回学術大会 討論会「治療下顎位 TRP」(広島)治療下顎位(TRP)の設定とディコンプレッション
2013・2015・2016VieSID(ウィーン学際歯科学校)サマースクール(オーストリア・ウィーン)咬合の再構成/補綴と顎関節症/咬合様式と自律神経反射
2014・2015イタリアンナソロジー学会(AIG)国際大会(イタリア・トリノ)ブラキシズムへの対応/機器を用いた分析と診断
2015国際先進学際歯科学会アジア部会(iaaid-Asia)第7回学術大会(東京)大会実行委員長
2015キングジョージ医科大学 歯学部 補綴学講座 創設50年記念式典(インド・ラクナウ)招待講演「Occlusion and TMD: The Aim of Dentistry」
2017国際先進学際歯科学会アジア部会(iaaid-Asia)第8回学術大会(仙台)咬合様式の違いと自律神経の状態
2017北米神経科学学会(Society for Neuroscience)Neuroscience 2017(アメリカ・ワシントンDC)噛み合わせと自律神経活動
2018北米神経科学学会(Society for Neuroscience)Neuroscience 2018(アメリカ・サンディエゴ)噛み合わせと自律神経活動
2019第72回 日本自律神経学会総会(北九州)瞳孔反射反応による顎関節症治療効果の解析
2020第73回 日本自律神経学会総会(千葉・WEB)赤色光瞳孔反射反応による顎関節症治療効果の解析
2021日本補綴歯科学会 第130回記念学術大会 シンポジウム8「アップデート咬合論」(Web開催)客観的な診査診断と咬合治療
2025生体医工学シンポジウム2025(日本生体医工学会)(甲府)噛み合わせと自律神経活動
2026論文(Advanced Biomedical Engineering)Autonomic Responses to Tooth Grinding under Different Dental Occlusal Conditions(17名を対象)

研究は、決められた条件のもとで得た知見です。個々の患者さんの症状の原因や治療の効果を示すものではありません。

写真つきの記録は研究活動・論文・学会をご覧ください。

5. よくある質問

院長はどのような経歴ですか?

1986年に日本大学松戸歯学部を卒業し、1996年に吉見歯科医院を開院しました。2009年に神奈川歯科大学大学院で歯学博士を取得し、現在も噛み合わせと自律神経の研究を続けています。

装置やかぶせ物は誰が作りますか?

院長が設計と造形を行い、院内の技工室で仕上げます。修理も院内で行います。

検査の結果は見せてもらえますか?

はい。検査のデータはすべてお見せします。写真や動画の撮影もできます。

噛み合わせを治せば、体の不調も治りますか?

研究で扱っているのは噛み合わせと自律神経の関係で、個々の方の体の不調の原因や治療効果を断定することはできません。必要に応じて、医科での評価もおすすめしています。

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